人様に迷惑をかけてはいけない。
迷惑をかけるのは悪いこと。
本当にそうなのかしら、と最近思います。
迷惑を掛けるのが嫌。迷惑を掛けられるのが嫌。
関わるのが嫌。自分の世界に踏み入られるのが嫌。
私たちは母親に大迷惑を掛けながら生まれてきました。
随分長いことお腹に居座り、命がけで産み落としてもらいます。
生まれてからもひとりでは生きていけず、たくさんの人たちのお世話になりました。
今でも、この何気ない日常は、たくさんの人や生き物、目に見えるもの見えないものの
お世話で成り立っています。
人は、いつから迷惑を掛ける、掛けない、なんて言い出したのでしょうか?
迷惑を掛け合える。そんな世間の方がいいと、思えるようになってきました。
恩に着る、恩を返す。言葉を変えるだけで心も柔らかくなってきます。
もちろん、迷惑にも「ほど」があります。
何でもわがままを通せばいいと言う訳ではありませんが、
何でも自分で抱えていればいいと言う訳でもなさそうです。
迷惑は実は感謝の受け渡しなのかもしれない。
そんな心の余白があったら、日々が楽になりそうです。
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